真夏兎の跳ねる庭

ゲームの実況動画を投稿している女性配信者です。アクション系やホラーを中心に、世界観や雰囲気重視で、良質な物語との出逢いを日々求め中。

あけまして百合作品。推しラブLODが最高でした。本年もどうぞよろしくお願いいたします。


ごきげんよう、まなとです♪


あけましておめでとうございます。
お正月はいかがお過ごしになられましたでしょうか?

世の情勢的にまだまだ落ち着いた、本来のゆっくりとしたお休みとまでは

いかないまでも、思い思いの大切な時間があったことと存じます。

 

そんな中。
ありがたくも今年もシゴトが始業し、少しずつ日常が動き出そうかという今日この日。


私の悪いクセは、好きなものは後生大事に仕舞っておくこと。
開封のゲームや本はますます積み上がり、

下手するとお菓子も賞味期限ギリギリに……(はよ食べてw)

 

そんな、私が大事に大事にし続けた結果、発売から日が経つどころか年をまたいでしまっての開封となりました『推しのラブより恋のラブ』!
の、続編的位置づけである『ラブ・オア・ダイ』(LOD)!!!!!


本当に今しがたクリアした勢い、あまりにもその尊い感情がエントロピーを凌駕してしまい、このままだと私、魔法少女になってしまいそうだったので思わず筆を執ってしまいましたのよオホホ。キュウべえを滅するまでもなく、百合は世界を救うのですわよオホホ。


さて、前作『推しラブ』につきましては詳しくは私がプレイさせていただいた実況動画をご参照いただくこととして(ダイレクト・ステマ!)、

youtu.be


「一にも二にも推しが一番!」な、女性ヲタライフ大満喫中の「あくるさん」と、
豪運の持ち主であり、あくるさん大好き!!!な、一途なギャルっ娘「恋ちゃん」。

このふたりの恋のドタバタ百合コメディだった前作から一転、
本作ではついにそのふたりが、そのふたりが、結婚します!!!!!!!!!!!!!

あぁぁぁぁあぁぁあ尊いよぉぉぉぉぉおおっぉおっぉぉおぉおめでとうございまぁぁぁぁす!!!!!!!!!!(ゴロゴロゴロ

 

でも。
結婚という法的な意味も含め、強固にふたりを結びつけるこの契約(敢えて)を前に、
すべてがとんとん拍子というわけにはいかないわけで。

 

いかに同性婚に関しては法的に認められている世界線とはいえ、
推しに稼ぎをすべてつぎ込んでしまうダメ人間社会人のあくるさんと、
未だ進路の定まっていない恋ちゃん。

 

ドレスも式場も莫大なお金がかかるし、何よりなりゆきの勢いで結婚を決めてしまったため、あくると結婚♪ルンルンな恋ちゃんとは対照的に、あくるさんは気持ちが伴っていない(ヲタ活が制限されるのが嫌とか、リアルすぎるのやめてもろてww)。
その上、恋ちゃんを狙う学生時代の先輩(女性)も現れて、前途は多難すぎ!?


……っていうね、もうね、本当においしかったです。パーフェクトです。

 

今回は前作の1年後のお話。

あくるさんと恋ちゃんがお付き合いすることになってそれだけの時間が流れて、
ふたりの積み重ねた時間もあったことと思いますが……ゲーム開始5分くらいで、選択肢で悶絶するゲームなんて、私は未だかつて出会ったことがありません。
えぇ、本当に。
赤面しながら、恥ずかしくて顔をモニタから背けながらプレイするゲームってどうなんでしょうか。神作でしょうか。神作です。


端的にいうとその選択肢とは、
ガチャ引く代わりにキスをねだられた、ということなんですけども。


……あぁぁぁあああぁぁぁぁぁ(ばんばんばんばん!!!!


尊い。本当にありがとうございます。同棲百合最高です。恋ちゃんは手加減しないからこそ恋ちゃんなのです。カワイイ。本当に可愛い。


ちなみにこの時点で相当アタマが沸騰していたヘタレな私は初見プレイではキスできませんでした……(笑)

 

でもね!!? しないなら、しないなりに、その……あぁぁぁぁぁぁ、はやく、みんな、プレイしてぇぇぇぇぇ(ステマ
(でも、クリア後にロードしてみました……そして無事に消滅しました……w)


とまぁ、相変わらずのラブラブさを発揮する主役ヒロインふたりとは別に、
今回のもう一組の主役といえば、あくるさんの幼馴染であり、そのジャンルでは名の知れた壁サーの神絵師・志乃(しの)さんが本当にイイ味を出してくださってました。

前作でこそ、陰ながらふたりのことを応援?してくれていたこの名いじり役(?)が、本作では志乃さん視点でのシナリオ進行もあって、もうめちゃくちゃ良かったです……。

 

この志乃さんのパートが加わることで、この「推しラブ」という作品世界の解像度があがったというか、もっともっと好きになったのは確実です。

 

まぁ、前作でも端々で感じていたことではあったけれど、
こうして心境だとか、どんな風に考えての行動なのかとか、
ちゃんと本編に交えてあると、より一層嬉しくなっちゃうものなんですよね……。

 

後述する藍愛さんといい、本作に脇キャラ無し。
みんなそれぞれにドラマがあって、みんながこの世界で確かに生きてる。
好きなひとがいて、その恋や、誰かを大事に想う気持ちを抱えて存在している。
それがすごくすごくあたたかくて、キュンとなってしまう。……好きだぁぁぁ。。。


そんな志乃さんとあくるさんとの関係性で、
志乃さんのそれは恋愛感情とはちがうけれど、
本当にあくるさんのことを大事に想っているし、
親友以上に、まるで家族に向けるかのようなあたたかな目線というのがすごく伝わる内容でした。
そして、恋ちゃんに振られてしまう藍愛さんのことも口先ではからかう風ではあるけど、もともとが空気を読んだり、相手の気持ちに寄り添うことが物凄く上手なひとなので、本当にさりげなく、失恋で傷つく彼女のことを救ってしまう。
器も、おむn……うん、大きいですからね、うん、うん(ナンデモナカッタデス)


その志乃さんを味方(?)に引き入れ、恋ちゃんと自分との恋を狙うのが、藍愛(あいら)さん。
あくるさんとはまた別のベクトルのウルトラ美人で、
エステティシャンという綺麗でお淑やかそうなお姉さま。
その実態は、元ヤン(!?)w

 

恋ちゃんのために見た目を彼女の好みに合わせたりと一途すぎるほどに一途ながら、あくるさんのことをバッチバチに敵視してて、志乃さんの前でだけ見せる素の顔がコワイコワイwww
けど、好きな人の前だと、そうとは意識せずとも何かしら猫を被ったりとか、
多少はキャラをつくってしまう気持ち……わかる、わかるよ、オトメだね、恋しちゃってるねおねえさん……。それにそのすべてが恋ちゃんのことを想えばこそ、藍愛さんも本当にかわいらしい。。。
もっとも、やってることは、結婚を妨害するための暗躍だったけども(笑)


初見プレイ時、私はこの藍愛さんと志乃さんルートエンディングだったようです。
……ちがうんだよぉ、だって、あの場面だったらあくるさんを助けるためにああするじゃんよぉ……などと供述しておりw

 

両親の顔合わせ(これ気になってたから、あ、ちゃんとするんだってw)で、あくるさんの推しアプリのBGM流したり、キャラボイス流したり(笑)

志乃さんとふたりで最高のイタズラ……じゃない妨害活動とかしてる様とか、互いに好きな人をどう思っているかと本音を語るシーンとか、あぁ、このふたりでくっつけばいいのになぁって思っていたら、意外と志乃さんもまんざらではない……?ていう。

 

そういうやりとりがあった後、いよいよ親友あくるさんの結婚式へと臨むんだけど、
これが私のリアルの友だちの結婚式みてるようで、正直、ちょっと泣けました(笑)
あれ、なんなんでしょうね。花嫁がばーんと登場した瞬間、涙腺が瞬間的に決壊するやつw
本編では誓いの言葉を言いあうふたりを見ていてそういう気持ちになりつつ、
志乃さんが向けるあくるさんへの想いで、ぅぅぅ、って(笑)
(余談ながら、タイトルコールで志乃さんが「らぶ・おあ・だーい!」て仰るボイスがこのクリア後、ほんっとにニクイ演出だなぁぁぁぁって思ってますw)


しかし。
式を挙げてそれでサラッと本編が終わり、つづけてエンディングテロップが流れるわけですが……ここで、あくるさんと恋ちゃんの初デュエット曲が……今日この日のために、クラウドファンディングの特典とか、情報をシャットアウトして我慢していた、あの、あの、ふたりのデュエット曲が……神ぃぃぃぃ!!!!プレイリストに入れて明日から聴きまくる!!!!!

……と、志乃さんエンドもそれはそれで満足感があったけど、何かが足りない。

初めて、ゲーム画面にむけて、拍手までしておきながら(だってほんとに拍手したくなったんだもの笑)
フルコースで確かにお腹は満たされたけど、あれ、メインディッシュあったっけ?ていう、肩透かし感。

いや、満足感はとてもあるのです。あるんだけど、なにか、なにかが、足りない感じ……!?


それもそのはず。
Trueエンドは別にあったのだから!!!!!!!!


分岐点はおそらく、あくるさんを助けるか否か。
式のために資金が足りないと感じたあくるさん、本業とは別に推しコラボカフェでのバイトを始めたはいいけれど、心配をかけまいと恋ちゃんにはナイショに。
そうしたらバッタリ、恋ちゃんとお買い物中に、あくるさんの働くカフェのお客さんがあくるさんをみつけてしまって!?
……その場面を見た志乃さんの選択肢で如何で多分ルートが分かれたんだと思うけど、結果的にバイトがバレたせいであくるさんと恋ちゃんは式を前にすれ違ってしまうんだけど、……うんうん、こういうのがね、愛を深めるよね……と。すんごい素敵すぎるイベントでここでもちょっとウルっとなるなど(笑)


志乃さんの視点でもちょこちょこ出てたのが、このあくるさんの独り立ち?
隠し事をせず向き合うのが、あーちゃんらしい、みたいな。

それは例えば、ヲタであることを恋ちゃんの親御さんに隠さずみせたほうがいいとか、それはすなわち、素の部分のあくるさんの良さ、本来の彼女を知っているからこそ思うことであり、彼女の弁どおり、あくるさん本人が恋ちゃんの目をみて、ひとりの女性、パートナーとして向き合うことができるひとであると、我々は前作、そして本作を通して感じるわけです。尊さとともに。……ここ、テストにでますからね?(何の


という感じで、婚前最大にして最難関を乗り越えた先でのTrueエンディングでは、式当日のあくるさん視点となります。


……エモいんだよぉぉぉ。結婚したことないけど(笑)、結婚っていいなぁ、本当に尊いなぁって……。

ただの形式だけじゃなく、それは皆の前での誓いという儀式のお披露目でもなく、お互いに気持ちを確かめ合う、通じ合ったふたりのための瞬間。いやほんとにね、尊いよぉぉ……あくるさん、推しのコヘエくんとは(まだ)2回しかしてないらしいけどww

というか、もう、あくるさんも恋ちゃんもはやく結婚しちゃえよwwwwwwwって、このシーンで何度も何度もめちゃくちゃ思ったけど、まさに目の前で結婚式挙げてるんだよなぁ、っていう不思議な体験をしましたww


花嫁を送り出す友人視点からの、送り出される花嫁本人視点……。
いやぁ、我ながら偶然ながら、めちゃくちゃイイ流れでプレイできたなぁと思ってます。
本編すべてを通してエモさがとんでもなくて、思わずtwitterには昂る想いの実況(笑)をダダ洩れさせるし、こうして止まっていたブログまで持ち出す始末(笑)

やはり、何事も起爆剤は百合なのか……w


でも決して、本作はファンタジーではないと思ってます。

それは、同性婚の未だ認められていない国の制度がどうのとか、マイノリティといわれ認知され浸透するまでにもう少し時間が掛かりそうな現実だとかではなく、きっと「ふつうのこと」だから。

結婚式ってお金かかるとは聞いてるけど、いざパートナーがノリノリで結婚式したい!!!て言いだしたら、その資金どうする??っていうリアルさもさることながら(笑)、自分とは全然ちがう価値観の相手に惹かれて気付いたら好きになってた!なんてこと、きっと誰しもにも起こり得ることだから。

宇宙人、とまで思っていた相手に、気付けば、どんな理不尽なことでも叶えてあげたくなるくらい大好きになってしまって、カワイイと思ってしまって、ずっと一緒に居たい、と願ってしまったり、とか。

 

特に、こうしたフィクション作品であれば、想いを告白して付き合ったらやったね大団円!な節のある同性同士の恋愛だけれど、決してゴールはそこではなくて。

異性愛だろうと同性愛だろうとも割とベーシックな落としどころというか、節目にしやすいからなんだろうけど、現実でも恋愛は付き合ってからが、ある意味スタートライン、だと私は思っています。

ゆえに、結婚、てロマンの無い言い方をすると紙切れ一枚だけど、その紙一枚が物凄く重たい。そのことを知っているからこそ、自分の結婚生活経験を踏まえて話してくれる恋ちゃんママのくだり、すごく好きでした。「その先」のことを話してくれる、大人の存在があることが、とても大きな意味を持っていたように感じました。

相手の気持ちが変わってしまう、それは確かにこわいコト。

そして、未来といえば悪くなる可能性ばかり考えがちだけど、もっともっと好きになるかもしれない、と笑う恋ちゃんが、ほんっとに可愛くてしょうがなくて。。。
ポジティブさだったり、明るさだったり、彼女が生まれ持ったそうした部分に触れるにつけ、どんどん好きになっちゃう……あくるさん、もー、この幸せ者!!!コヘエくんもいいけど、恋ちゃんは特別とか、しれっと言うこと可愛すぎるんだよぉぉ!!!w


付き合ったことが、スタートライン。
そして、結婚を経て、新たなスタートラインへ。
願わくば、いつまでもずーっとずーっとラブラブイチャイチャしていってほしいなと心から思う、私なのでした。

 

シナリオはこのとおり、本当にセリフのひとつひとつに赤面したり笑ったり泣いたり、感情のジェットコースターが大変でしたが、本当に幸せになれました。ラブがラブを取りあうって今回も効いてたなぁ……(笑)

そこへ音の命を吹き込むBGMの妙と、声優さんの素敵な演技も前作にひきつづき物凄く良くて、、、セリフ飛ばさずに全部聴きましたww

あくるさんも恋ちゃんも、Wゆきさんが大好きすぎるんよなぁ…。。。それぞれの雰囲気がもーめっちゃ最高で、終始キュンキュンしっぱなしでほんとにすき……デュエット最高……1万回聴こ……。

志乃さんがまたよくて、悪ノリしてイタズラを企んでるようなあの感じがすごく良かったし、でもすごく包容力もあってすごかった~。

本作から登場した藍愛さんのウラオモテ演じ分けよwww基本すごくお綺麗なんだけど、落差がwwwキャラでいえばやっぱりどちらかといえば、私も生き生きとしている素のほうが好きだなって思いましたw


「もっと世界を百合で溢れさせる」
SUKERA SOMERO様の作品、百合を愛する民としても本当に心より応援しております!!!
推しラブ最高すぎだぁあぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!!!!!

 

 

個人的には、まる一年もブログを眠らせていたおかげか、寝起きがとても元気ですw(今年はちゃんと動くよwたぶん……←)

 

 

本年もどうぞよろしくお願いします(笑)