真夏兎の跳ねる庭

ゲームの実況動画を投稿している女性配信者です。アクション系やホラーを中心に、世界観や雰囲気重視で、良質な物語との出逢いを日々求め中。

年末っぽい話

 

年の瀬、なのであります。

 

なんだろう、年々、この「年末」という瞬間を迎えるのが早くなってきてる気がする……。
気付けばこの時間、この「12月の終わり」という中に居る気がする。

こういうのこそ振り返り配信でもすべきなのだろうけど、
まぁ、まぁ、まぁ笑


今年は『原神』にハマりました(唐突


体感的にFF14の次くらいに時間を費やして遊んでるかな。

始めたのが2023年7月で、同年11月にはオーケストラコンサートまで行ってるとか、

自分でも考えられない……w
でも、すごく良いんだ……すごく……すごく……。

 

純粋に、美しい。

テイワットという世界は、美しさに満ちている。

七神七国、神様さえも個性的なこの世界には、

慈愛、と表現されるような、いかにも優し気で、光にあふれる美しさもあれば、

どうしてここまで……と思わず目を閉ざしたくなるほどの酷薄さ、

つよく心を持っていなければ感情ごと呑まれてしまいそうなほどに、暗い翳を持った美しさも同時に内包している。

生けるもの、死せるもの。人、人ならざる者。過去、現在、未来。

そこに存在するものの喜びや悲哀、嘆きや怒りすらもその彩りとして、

この世界を照らす太陽や月や星、その光のなかに、時には音楽として揺蕩う物語に、

あなとという旅人はいかなる美しさを見出すだろう。

 


肌に馴染むように、もうずっと何年もこの世界に居るかのように。
違和感を覚えることなく物語に入っていける作品というのは、
まるで昔からの親友のような存在。
お気に入りのぬいぐるみみたいに、
傍に居てくれて当たり前、無いと寂しくさえ感じてしまう……そんなポジションを心の片隅につくってしまう。



とりわけ、主人公が人々と出逢い、経験を重ねていくという点では
原神もFF14も同じなんだけれど、
前者は基本、強いキャラを仲間にして、そのキャラたちを育成して戦う。
対して後者FF14は、主人公キャラひとりを徹底して育成する。

 

この対比が実に味わい深いなぁと最近思うのですよね。
比較してどちらが良い、という話ではなく、
両方体験した上で、このふたつの「体験」を同時進行しているからこそ得られる面白味というか、楽しさがあるな、ていう気づきの話。


私はFF14を何年か続けているんだけど、
自キャラもそれなりに育って、ひとりで色んなジョブをこなしてる。
(実戦投入は別としてねw)

 

メインストーリーの要となる戦闘職をはじめ、
料理、裁縫、家具を手作りする職人職なんかも一手に担う自キャラことヒカセンは、
まさに一騎当千のオールラウンダー。

FF14は他者と交流するMMOとしての前提があるので、

「自分」の分身たる自キャラ、圧倒的に「個」に比重が置かれている。
自然、プレイヤー自身がエオルゼアで経験する体験のすべてが、この「ひとり」の上に積み重ねられていく。

端的に、ステータス欄を見てLVが徐々に上がっていくのを見て、

成長を喜ぶ気持ちもひとしお。

 


原神は、この「個」に対して、
「仲間」を何人も迎え入れて育成することで自分好みの戦力を作り上げていくチーム戦スタイル。

ジョブを変えることで扱える武器や戦うスタイルを自在に変えらえれるヒカセンと異なり、原神は完全にキャラに完全に固定化されていて、それぞれが使える武器、魔法特性(属性)も異なっている。

 

なので、弓キャラばかり集まって武器足りないよぉぉぉぐぬぬ、、、が時折あるし、
魔法属性にも相性があって、強いパーティーを作りたい場合は、
全体のバランスをみないといけない。
(ま、一般的な話であって、私は好きなキャラで戦うんだけどね!!!w)


それに戦闘面だけでなく武器や家具をつくるクラフトでさえ、
得意分野を持つ仲間(スキル持ち)に行わせることで
余分にアイテムを得る要素があったり、
「主人公」がこなせない点を補い合うような関係があったり……
とかく「チーム」というものに比重が置かれてる印象がある。

 

もっとも、月課金制、ガチャ課金といったゲーム自体のつくりや、
特にFF14はMMOなので「対他プレイヤー」目線での構造があったりと
比べる前提がアレなのかもしれないですけれどもゴニョゴニョ


とはいえ、とはいえ。


私はどちらかというと「自分」というものを磨くこと、
とりわけ内面や、感性、価値観方面に重きを置いて、
「個人」という枠の中で体験だったり、経験値や経験知を重ねていくことに悦に浸るタイプなので(あれれ、このひとぼっち拗らせすぎでは???)、FF14のヒカセンスタイルは非常に相性が良くて。


でも、ふと俯瞰して、
原神はキャラひとりひとりが主人公級の物語を持っていて、
そういうキャラたちがパーティーを組んで冒険できるのってすごく楽しい!!!
……などと、そういうところに感動したりw

いやもちろん、ストーリーありき。でも登場人物たちもみんな良いのです。みんな、みんな、みんな、良い、良い、イイ……。。。
(世界観やキャラのバックボーンをいたく大事にするので、設定厨なのでしょうね。でもそういうところにこそ魂が宿るというか、リアリティが!真実が!!)



キャラクター。
それこそ、Vtuberという自分たち。

ゲームをしていたりして、ふと、置き換えてしまう瞬間があって。


Vtuberになってから見える世界は、なる前と比べて、当然だけどとても賑やか。
ゲーム配信者と比べて、活動も多岐に渡るのでその数は驚くほど多くて。
1日何百人と生まれ、そして活動を終えて消えていく、とも言われてるけど、
みんなひとりひとりが夢を持って、それぞれが主人公として日々、活躍してる。

私はそこまで大層な夢を抱いているわけでもないし、
こうして文章を綴るのと同じく、
その源泉はあくまでも「愉しい」という個人的な感情や、
「自己表現のひとつの形態」という部分に在るので、
その意味ではちょっと異質なのかなぁ、って思ってる。
(多分、Vに生まれ変わるタイミングで、まったくの初めから始めていたら、
もうちょっと違っていたのかもしれないけれどw)


そうしたVtuber生活もそろそろ丸2年目。
今の「月御堂」を生んでくださったママとの出逢いも、
実は今みたいなタイミングの年末だったので、やっぱりこの時期は感慨深くてw

 

そのママからは、私の後からも次々と新たにVtuberが生まれ、
今や総勢30余名は居るんじゃないかな??

そんなファミリーの中のおひとりと最近、配信で初コラボをしまして。
ゲーム配信者としての私を知るリア友とも異なる、
同業者ならでは、みたいな距離感で話す楽しさに気付く機会を得られて、
かなり大きな出来事だったなぁって。

あとは純粋に、
コラボできるほど、それこそリア友経由じゃない誰かと関わることもなかろうと思っていたから、そういう点でも自分の中で微妙に変化があったのかなとも思う、そんな2023年。

 

コツコツと自分の上に経験値を積み重ねていくことも、
たまにだれかとチームとして進むことも、どちらも楽しい。

自分だけでは気づけなかった視点や教えを、彼や彼女たちは惜しげもなく与えてくれる。

損得なしに誰かの援けになれるというのは間違いなく美点であるし、私の周りの人たちは非常に慎み深く(笑)、優しさとともにそうした贈り物をくれるので非常に畏敬の念を抱くとともに、とても感謝しているし、世の中みんなそうであれと願ってしまう。

配信でコメントをくださるあなた様も、同様に。

いつも優しさをありがとう。

 

……閑話休題

 

FF14は人生で、原神は冒険。
どちらも大切な自分の居場所と思っているので、
まだまだ飽きずに……というか終わりがあるのかな?レベルで遊び続けて、
来年の今頃も何かしら騒いでるかもしれないですねw


原神は、ティアキンやオクトパストラベラーが好きな方に良いかも。
みーんな、今年出逢った、忘れがたい大切な作品。
ほかにも今年はSS級ともいえる大作だったり、心から楽しかった!と思える作品が多かったので、かなり豊作でございました♡

来年もたくさん、良い出逢い、良い体験ができると良いなぁ(小並感